がしゃどくろ

 

 野原で野垂れ死にした人々の恨みが集まると「がしゃどくろ」という巨大な妖怪になる。
 昼間は姿を見せず、夜になるとどこからかガチガチと音をさせて歩いてきて、人を見つけると襲いかかるという。
  こうしたどくろの怪というのは昔からあり、『日本霊異記』には宝亀9年(778)年12月下旬に広島県の備後地方で起こった怪異(恩返しの話)が記されている。

 

 


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